ゴルフ場で待ち受けるもの
さて、ゴルフデビューしたときのために、一日の流れを解説しましたが、各ホールは何がどうなっているのでしょうか。
ここでは、各ホールに待ち構えているさまざまな障害などをもう少し詳しく見ていきたいと思います。
死んでも避けるべきもの:バンカー
バンカーとは、コースにある砂場のことです。ゴルフをやったことがない人でも、バンカーという言葉くらいは聞いたことがあると思います。
これはほんとうに超重大なことですが、決してバンカーにボールを入れてはいけません。
初心者は、まず「ゴルフとは、ボールをバンカーに入れてはいけないスポーツだ」というくらいの心構えでバンカーを避けましょう。全力で避けましょう。
バンカーは、コースの途中にあるものと、グリーンのまわりにあるものとがあります。
特に、グリーン周りのバンカーは危険です。グリーンに乗せようとボールだけを打つと、ボールは勢いよく飛んで行き、グリーンの反対側に行ってしまいます。逆に、そっと打つと、グリーンまで届かずバンカーから出れません。以下、ずっとバンカーから抜け出せない、ずっとバンカーのターン。バンカー地獄です。死亡です。
コースの途中にあるバンカーは、グリーンまわりのバンカーほど難しくはないのですが、それでも避けた方がいいです。
もし残念ながらボールがバンカーに入ってしまったら、すかさず天を仰いで「ジーザス!」と叫んでから、このページに書いていること を参考にしてみましょう。
何度も言いますが、そもそもボールをバンカーに入れないということが大事です。
プレフォーがあれば喜んで林に向かって打とう
ゴルフ場によっては、プレイングフォーというシステムがあります。略して、プレフォー。前進4打ともいいます。日本のゴルフにしかない仕組みらしいのですが、これは初心者にとって、とってもお得なシステムなのです。
例えば、1打目のボールが林に入ってOBになってしまったという場合。OBというのは、「そこに打っちゃダメですよ」というエリアのことです。
打ってはいけないところに打ったので、普通ははじめのところから打ち直しです。しかも、OBは1打罰なので、次に打つのは2打目ではなくて3打目です。これが普通のルールです。
しかし、プレフォーがあると、ずっと先に行ったところに設置されている特設ティーから4打目を打つことができるんです。どうですか? とてもいいですよね。打ってもないのに先に進める。そんなおいしい話があるんですね。
4打目を打つ特設ティーですが、たいていの場合、かなり打ちやすいところに設定されています。
なので、OBしましょう。むしろ、OBしましょう。プレフォーがあったら、OBする。林に向かって打つ。これが初心者の合理的なゴルフです。
まぁ、あまり露骨にやるとまわりからの反感を食らうかもしれないので、軽く演技してみるのもいいかもしれません。「あー、そっち行っちゃダメなのにー(棒読み)」みたいな感じでね。
プレフォーがあれば池も狙おう
池。ゴルフのコースでもっともプレッシャーを与えるものです。「飛距離が出ないので刻んでいく」、そんな初心者ゴルファーの作戦をことごとく打ち砕いて行く。そんなおぞましき存在、それが池です。
ただ、池にもプレフォーが設定されている場合があります。もし設定されていたら、池に向かって打ち込みましょう。池を超えないと先に進めないというホールには、たいていプレフォーが設定されているはずです。
プレフォーが設定されていない場合は、落ちた場所によって対処は違いますが、たいていは落ちた近くから打つことになります。戻って打ち直しではないので、池に入っても「池の近くまで進めた!」とポジティブに考えましょう。
こういったことがあるので、ボールがなくなってもいいように、安いボールをたくさん用意しておきましょう。
まとめ
というわけです。ゴルフコースにはいろいろな邪魔者があり、大変ですが、一番注意が必要なのはバンカーです。林や池も注意が必要ですが、プレフォーがあるならむしろ狙い目です。
このページの要点3つ
- バンカーにはボールを入れない
- プレフォーがあれば喜んでOBする
- 池にボールが入ってもポジティブに考える
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